2013年10月31日木曜日

Google map

こんにちは。今日はハロウィンですが、モントリオールはあいにくの雨です。それでも街中では仮装した子どもたちをたくさん見ました。

だいぶ寒くなってきて、天気も悪いと外で歩く距離は最小限に抑えたいものです。基本はバスとメトロでの移動ですが、こちらのバス停は100m間隔くらいにあります。冬は寒くて歩くのが辛いからでしょうか。

しかし、こちらのバスは次の停留所を車内でアナウンスしてくれません。つまり、景色を覚えるしかないんです。少しぼーっとしてたら、いつの間にか目的地を通り過ぎていた・・・ということが何度もあります。また、たとえ覚えている道でも混んでいたり雨の日などで窓が曇っていると外の景色が見れないなんてことも結構あります。そんな時は、携帯のGoogle mapの助けを借りています。ひたすらGoogle mapの画面をにらみながら、近づいた!と思ったらすかさず停車ボタンを押し、バスを降りています。

Google mapには当分お世話になります。




2013年10月30日水曜日

タバコの害に対する考え方

こんにちは。統計の中間試験の結果は74%でした。よかった~。。
今日はこれから別の授業でプレゼンがあるので、がんばります。

タバコによる健康被害は各国共通の問題ですが、それに対する取り組みは国によって様子が違うようです。日本では、タバコ売り上げ減少に伴いJTが人員削減と生産量縮小に踏み切ったようです(http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20131031-00000004-jnn-bus_all)。喫煙者が減るのは医療者からするととてもいい傾向だと思います。

JTは最近、喫煙マナー向上をうたっていますが、決して禁煙を促すことは行いません(未成年の喫煙はハッキリNOの立場をとっているようです)。タバコに対するイメージを損なうことに関しては手を加えないようですね。むしろ、タバコのマナー向上を通してタバコのクリーンなイメージを保つことに努力を注いでいるように見えます。ちなみに、「喫煙と健康に関するJTの考え方」というところで、JTとしては喫煙による社会コスト(肺がん、肺気腫など)は因果関係がはっきりしていないという立場をとっています。(http://www.jti.co.jp/corporate/enterprise/tobacco/responsibilities/responsibility/index.html)
二酸化炭素による地球温暖化も同様ですが、科学データの解釈に政治問題が絡むのには疑問があります。曇った顕微鏡でのぞいてみても、真理は見えないのではないかと思います。一部の人、団体の既得権益の保護と健康・環境とは天秤にかけられないのではないでしょうか。

タバコのパッケージを比べると面白いです。カナダのパッケージはいかにも毒々しい見た目です。ここに載せたのは探した中で一番ショックが小さいパッケージです。一方で日本は・・・文字のみでしたね。この文字の大きさ、何とも絶妙な曖昧さをもつ文面を決めるのも、きっと様々な意見があったのではないでしょうか。タバコの害に対する考え方のコンントラストがみてとれます。
どちらが正しいのでしょうか?



 

2013年10月28日月曜日

温泉入りたい

こんばんは。日本も少しずつ気温が下がってきたのではないでしょうか。風邪などひかないように気を付けてください。

今日は統計学の中間試験がありました。前からコツコツ勉強していたので、前日に徹夜する必要はありませんでしたが、それでも最近寝不足の日が続いていたので、ようやく一息つけます。出来は60%はいったかな?という程度。まだまだです。また12月には期末試験があるのですが、それは今は考えないでおきます。

さて、モントリオールもだいぶ気温が下がってきています。今日家に帰ってきて、どうも悪寒がするのでお風呂に入ろうと思い、久しぶりに湯船に浸かりました。先日日本から送ってきてもらった荷物に入浴剤も入っていたので、入れてみました。気分は登別温泉です♪お湯を捨てるのがもったいなかったですが、追い炊き機能が無いので15分くらい楽しんでおしまいでした。
日本の温泉が懐かしい!・・・・・当分は、入浴剤で仮想温泉巡りを楽しみます。


2013年10月27日日曜日

カナダでのお買い物

Case#1
CAN$10. 31のお買い物をするとします。$10札を出して、25セントと5セントの硬貨を出して・・・あれ?1セントのコインがない!
Case#2
CAN$10.38のお買い物をしたとします。$15支払って、$4.62のおつり・・・と思ったら、当たり前のように$4.60のおつりが返ってきた。すみませーん、おつり足りてませんけど!

なんて体験、カナダを訪れれば一度はあるはず。Case#2のような場合に、店員さんに文句言っても相手してもらえませんので、注意してください。
これらは、カナダで1セント硬貨が廃止されたために起きています。1セント硬貨がないにも関わらず、値段は1セント刻みです。したがって、下一桁の1, 2, 6,7は切り捨て、3,4,8, 9 は切り上げということにして対応しているようです。ややこしいです。ちなみにクレジットカードやデビットカードでは1セント刻みでの支払いになります。レジでは常に四捨五入ならぬ2, 7捨3, 8入が要求されます!


Penny-rounding-examplejpg
(http://travel.weblogs.jp/news/2013/02/09.html)

2013年10月26日土曜日

TOEFLスコアが大学入試に必要?

こんにちは。
ハロウィンですね。ダウンタウンでは普通にゾンビがカフェでお茶していたり、地下鉄に乗っています。

さて、ネットで見つけたちょっと前の記事ですが、気になるものがありました:『「大学入試にTOEFL義務付けを」首相に自民提言』(http://www.asahi.com/politics/update/0408/TKY201304080323.html)
英語教師になるには、TOEFL80点以上を必要条件にすることも提言されたそうです。

ちなみに、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、1964年に英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発されました。大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。
 (http://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/index.html)

これまでの日本の大学入試では、上記4つの技能のうち、特に「読む」能力が重視されてきた印象です。「聞く」に関しては、自分が大学入試の時に初めて、ICレコーダを用いたセンター試験が行われましたが、難易度はかなり低かった気がします。とにかくこれでは実用的な語学力は培われません。なので、これからはもっとバランスよく学びましょう、ということなのでしょうか。ただ、ひっかかるのは、なぜTOEFLなのか?ということ、あとは大学に入った後に継続して実用的な英語教育が行われるのか?ということです。

まず、なぜTOEFLなのか、という点では、おそらくアカデミックな英語能力試験を推し量る世界標準なテストとしての地位を確立しているからだと思います。また、TOEFLだけではなく、同様の試験ではIELTS(http://www.eiken.or.jp/ielts/)や日本でおなじみ英検(http://www.eiken.or.jp/)もあるので、これらも選択肢として今後導入されていくのかもしれません。英検は高校生以来受けていませんが、TOEFLとIELTSは大学院留学に必要だったので数回ずつ受けました。受験料が高いんです。TOEFLは一回US$ 225、IELTSは¥24675。一回で基準点をクリアできればいいんですが、自分は苦労しながら、一年かけて基準点に到達できました。これらのテストを大学入試に導入するのであれば、経済的な負担を考慮しなければ経済格差による学力の格差がますます大きくなります。近年、子の学歴と親の収入に強い正の相関関係があるという報告を聞きます。つまり、子どもの学歴は親の収入によって異なるという状況ができあがっているそうです(下図)。もし、TOEFLやIELTSが大学入試の必要条件になったら、これらの団体は受験料収入が跳ね上がるので大喜びでしょうが、経済的に困窮している親やその子はますます苦しくなります。また、TOEFLやIELTSはスコアの有効期間が2年間です。つまり、入学試験時に取得したスコアも、大学2年生の終わりに無効になってしまいます。大学2年生で、そのスコアを持っていることにどれだけ意味があるのでしょうか?その後英語以外の外国語を学習していこうとしている人にとっても、これらのスコアは何の意味も持ちません。実用的な英語能力が培われること、また世界標準に準じた能力を問うことは大賛成ですが、そのテスト方法に関してはもう少し検討が必要ではないでしょうか。センター試験をもっと世界標準に沿った内容にして、その後にスコアが必要な人だけ入学後TOEFLやIELTSを受験すれば十分な気もします。大学入試センターがこのような試験を作れるのか?という新たな疑問が出ますが・・・。

世帯収入と子どもの学力 (対象/小学6年生)

(http://cfc.or.jp/problem/)

また、どのような方法で大学入試が行われたとしても、その後の継続した学習がなければ語学力は落ちていきます。現在の大学教育では、実用的な外国語教育が行われているのでしょうか。学生が語学学習の必要性を感じられなければ、入試の時点以上の発展はありえないと思います。TOEFLやIELTSのスコアを使って大学在学中に交換留学やインターンで海外の大学に留学するとか、講義を外国語で行う、あるいは外国語のテキストを用いるとか、そのような場面を通じて語学学習の必要性を感じる機会がもっと増えればいいと思います。あとは、なによりも当人の学生が勉強しないと。こっちの大学の学部生・院生の学習意欲はすごいです。日本も頑張っている学生はたくさんいますが。

語学力はあくまでコミュニケーションの手段ですが、どのような領域でもその手段があることで選択肢はぐっっと広がると思います。



2013年10月23日水曜日

Qualitative Research

こんにちは。日本は台風がまた来ているようですね。しかも今度は2つ。みなさん大丈夫でしょうか。こちらは朝は氷点下近くまで冷えるようになってきました。

さて、最近統計学ばかりが気になる日々ですが、ほかの授業ももちろん受けています。
その中で、興味深い内容がありました。それが"Qualitative Research" 「質的研究」です。これに対応する言葉として、"Quantitive Research" 「量的研究」があります。

量的研究とは、定量的なアウトカム指標をもとに仮説を統計的に検証するもので、自分の分野(リハビリテーション科学)では発表される論文の多くが量的研究に属します。ここでは結果を一般化することを目的としているため、方法論ではよりバイアスを少なくすることに努力が注がれます。対象者の選択では、取り込み基準、除外基準は厳密に統制される必要があります。

たとえば、脳卒中患者の自宅での筋力増強の効果検証をする無作為化比較対象試験(RCT)を行うとします。取り込み基準に「60から80歳、脳卒中が初発、認知・言語機能が良好である」、除外基準に「循環器疾患のリスク大、ほかの神経疾患の合併がある」と設定したとします。そして、介入研究の結果、これらの脳卒中患者に対する筋力増強の高い効果が認められたとします。

EBM(Evidence Based Medicine)は今や当たり前のように聞かれるようになりましたが、その実践はなかなか難しいものです。研究者や教育者は、エビデンスをどんどん蓄え、また臨床家や学生にその利用を促してきました。しかし、実際にはエビデンスと臨床の現場には大きなギャップがあるのも事実です。臨床では、エビデンスを信頼しない人もいます。なんだかEBMがすごく押しつけがましくて、「義務」のように感じる臨床家も少なくないのではないでしょうか。この研究と臨床のギャップが生じた理由の一つには、量的研究で蓄えられた膨大なエビデンスが、必ずしも目の前の対象者には適応できないケースがあることが挙げられます。上の例でいえば、認知症を合併した脳卒中患者には適応できるのか?という疑問が生じます。また、可能な限りバイアスを排除しようとしても、やはりヒトを対象にした研究である限り、バイアスは残るため、結果に疑いの余地が残る場合がほとんどです。やはり上の例でいえば、自宅での練習をやってないにも関わらず、研究者に練習してないと言うのはなんとなく気まずいので自己申告では「やったよ」と報告をしているかもしれません。このようなバイアスを本当になくそうとするならば、対象者を監視すればいいでしょうか?それはヒトで行うには倫理的に問題が出ますし、マウスやサルを使えば、今度はヒトでないため別の問題が生じます。ヒトを対象にした研究はバイアスを減らそうとしても、やはりバイアスが残ります。これらの量的研究の限界が、現在のEBMの限界の一つとも解釈できます。では、あらゆるケースに対応した量的研究のデータを集めることは可能なのでしょうか。そのような知識の蓄積はもちろん、なされるべきだと思いますし、まだまだ足りないことだらけです。でも多分、ヒトというバイアスを補うデータを量的研究のみでそろえることは難しいのではないでしょうか。

質的研究は、その焦点がヒトの経験、プロセス、解釈など、個別性に富んだ点に当てられています。いわばバイアスそのものに焦点を当てています。たとえば、上記の例ならば、「自宅での筋力増強をどのように患者はとらえているのか」というリサーチクエスチョンになるかと思います。量的研究のアプローチならば、質問紙などを配って回答と年齢、既往歴や現病歴などとの関連性を見るかもしれません。一方、質的研究では、インタビューの録音やグループディスカッションなどを通して寄せられた参加者の「発言」や「作品」をそのまま結果として採用します。先ほどの自主トレをやらなかったにも関わらず虚偽の申告をした対象者の例では、量的研究では目を覆いたくなる事実ですが、質的研究ではヨダレの垂れる研究材料というわけです。もうバイアスだらけです。こりゃまるでアートです。まだ自分は、質的研究をどのように解釈していいのかという点で悩んでいます。一般化するにはあまりに個別的な内容だからです。ただ、このヒトが持つ独特のバイアスの背景に迫るのは、質的研究の強みなのかもしれません。下の絵は、研究者(製造者)が量的なデータを測ろうとしている一方で、臨床家・対象者(利用者)は自らの経験などの質的な側面を語りたがっており、エビデンスの製造者と利用者のミスマッチが見て取れます。





EBMを批判する人はもはやいないと思いますが、一方でEBMが十分に浸透していない現状の理由は「臨床家が論文を読めないから」だけではなくて、量的研究に基づくEBMは、もしかすると臨床家にとっては無機的で利用したくなるデータが少ないのかも・・・?量的研究と質的研究のこの強烈なコントラストのもと、お互いに持ち味を発揮すると、今後のEBMがさらに有機的で魅力的なものになるのかもしれません。

こちらにきて、改めて、科学って面白いなぁと気づかされました。。

2013年10月16日水曜日

Thanksgiving

こんにちは。日本は台風がすごかったようですね。カナダのニュースでも取り上げられていました。みなさん大丈夫でしょうか。

この前の週末はThanksgiving(感謝祭)の休日でした。アメリカでは11月の第四木曜日ということなので、アメリカよりもだいぶタイミングが早いです。たぶん11月はもう寒いからでしょうか。

さて、自分はこの連休を利用してトロントへ行ってきました。今回は列車で行ってみました。トロントには高校生の時に1か月ホームステイしたことがあったので、その際のホストファミリーに会いに行ってきました。本場のターキーを食べ、ウェディングケーキ級(サイズが)のケーキを食べ、お腹も心もいっぱいになりました。




(車窓から見たオンタリオ湖。まるで海のようなサイズです。)

高校生の時にトロントへ来たのはもう10年も前のことです。10年前には現在の自分の姿は想像していなかったです。ただ、「将来どのような職業についても海外で活躍したい」という強い憧れはありました。この10年間は、周りの多くの方の助けを借りながら、自分の意志で人生の舵をきって今に至っています。これって本当に幸せなことだと思います。流れに身を任せないのは容易ではありませんが、嫌いでもないのでなんとかやってこれています。日々の進歩がわずかなので普段あまり後ろを振り向かないようにしていますが、たまに振り向くとけっこう進んだな~と気づかされます。

現実では、統計学のアサインメントが60% でした。アサインメントは計6回あり、その平均が最終評定(60%未満は落第)になりますが、常に崖っぷちです!前を見て、落っこちないようにしたいと思います。

さあ、お勉強しましょうか。

2013年10月9日水曜日

宝箱

こんにちは。

今日はいつもより早く帰宅しました。なぜなら、日本から両親が送ってくれた小包が届くからです。
小包を開けてみると・・・・日本食の宝箱や~!!
冗談じゃなく、本当にまぶしく見えます。塩昆布、味噌汁、ちらしずし、なめ茸(笑)....
これらは身近だと気づきませんが、いざ海外に住んで離れてみるととっても恋しくなるものです。自分はそれほど日本食がなくても苦ではありませんが、やはりたまには食べたくなります。
今日は早速たらこスパゲティをいただきたいと思います♪ 送料が高いのに送ってくれた両親に感謝です。あまり頻繁にはお願いできません。

そういえば、先日生肉を食べたことによる影響はなさそうです。。
Jean Talon (Little Italy)で買った肉なので、新鮮だったおかげかな??
今後はこのような無意味な綱渡りはしないで、もう少し慎重になるように気を付けたいと思います。


 

 



2013年10月7日月曜日

L'Arc-en-ciel

L'Arc-en-ciel...フランス語で「虹」です。日本ではバンド名としても有名で、なんか響きがキザですね。

今日は朝から晴れて20℃超えて暑かったのに、夕方に突風が吹いたと思ったら、ゲリラ豪雨に見舞われました。その後、夕日に虹が映えてとても綺麗でした。写真ではわかりづらいですが、虹が2つ見えました! 雨の後は気温が12℃くらいに一気に下がり、明日からはまた寒くなる予感がします。



昨日ピーマンの肉詰めを作り、見た目おいしそうにできましたが、火が通っておらず中は完全な生肉でした。もう空腹に耐えきれず、野生に還った気分で食べてしまいましたが、お腹大丈夫かな・・・?!
・・・これから健康に気を付けたいと思います!



現在、統計学の復習中です。。統計学は、比較的語学力の影響は小さいですが、自分の理解度がイマイチのため、語学力に関係なく復習が必要です。結局、どんな講義でも語学力の壁のみではない、ということでしょうか。これは当たり前か。語学力は講義を理解できない言い訳にもなりません。自分みたいな凡人は、泥臭く勉強しまくって追いつきます!